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小学生の理解の勉強のとき以来だ!と言われる方もなかにはいらっしゃるのではないでしょうか?このヨウ素という成分はなかなか普段の生活では目や耳にすることが少ないかもしれませんね。

しかし、実はこのヨウ素、またの名をヨードとは、生体内の甲状腺ほるもんの構成成分として非常に重要な役割を担っているのです。

ヨウ素 このヨウ素について、

『ヨウ素にはどのような働きがあるのか』
『ヨウ素を含む食材』
『ヨウ素を摂取する際の注意点』

健康診断などで甲状腺などが特に心配だという方は、ぜひ当サイトを通して少しでもヨウ素について勉強していきましょう!

ヨウ素とは

ヨウ素の副作用
ヨウ素とは別名ヨードと称される甲状腺ホルモンの主原料なのですが、この甲状腺ホルモンとは新陳代謝の働きを促進させたり、成長期である子どもの成長ホルモンの成長効果に促進する働き掛ける効果を持つ、身体にはとても重要なミネラルです。

ヨウ素を体内へ食品より摂取することはとても身体にも良いといわれているのですが、一日に体内で必要とされているこのヨウ素は0.095~0.15mgといわれており、日本人は昔からこの要素が豊富に含まれている昆布を食する習慣があることからこの栄養素が欠乏するということはないといわれているのですが、日本以外の諸外国では欠乏している傾向があり食塩や水にヨウ素を入れて摂取するなどされています。

ヨウ素を体内に摂取することで、胃や腸などに吸収され、甲状腺にて甲状腺ホルモンとなるチロキシンやトリヨードチロニンの構成成分となり、それ以外のヨウ素は既述したように血液中の基礎代謝促進から体の発育効果の促進や、体脂肪燃焼、皮膚の健康いじ、心臓の働きの強化などに使用されます。

ヨウ素の概要

ヨウ素の概要
ヨウ素が構成している甲状腺ホルモンですが、交感神経を活性化させることにより、基礎代謝を向上させる働きがあり、その結果として酸素が大量に体内へ吸収されることで心臓の働きを強くする効果もあり、糖質や脂質といった体脂肪を燃焼する代謝の働きを向上させるほか、細胞の再生機能を高めることで肌や髪や爪といったようなあらゆる健康を保ち、若々しくする働きを持つため、アンチエイジングや美容・健康にも重要な栄養素です。

既述したように、成長ホルモンの働きを向上させるため、成長期の子供には欠かせないのですが、それ以外にも悪玉コレステロールを減少させる働きがあることから、脂肪燃焼だけではなく、血行を良くする効果にも期待することができるので動脈硬化の予防にもなります。

ヨウ素を含んだ食材

ヨウ素を含んだ食材
ヨウ素は海のミネラルと呼ばれ、海藻に多く含まれています。
昆布そのものや、昆布の加工食品

(佃煮、昆布入りの漬物、おつまみ昆布など)

昆布エキスや調味料

複合調味料、合わせ調味料、しょうゆ、みそ、酢などにも昆布の出汁が使用されていることもあります。

海藻類

ひじき、わかめ、のり、寒天(みつ豆等)、トコロテン、もずく、その他海藻加工品

飲料水

昆布茶、お茶(昆布汁入り)、スポーツ飲料、エネルギー補充食品(昆布エキス入り)やその他、昆布エキス、海藻エキスを含んでいる飲料水

上記以外にも、植物性食品では、大豆や小豆、グリーンピースといったような豆類や、精白米、食パン、サツマイモ、玉ねぎなどにも含まれています。

また、ヨード卵には海藻粉末などを混ぜたエサを摂取した鶏が産卵したものなので、1個の卵に要素がおよそ0.6mg含まれているといわれています。

ヨウ素の副作用

ヨウ素を含んだ食材
日本に比べて他の諸外国ではこのヨウ素が不足しがちでありますが、一方でこのヨウ素を毎日摂取し続け、過剰な摂取となると、甲状腺ホルモンが減少することで低下症となることがあります。

そういった場合は、ヨウ素の摂取を一時やめることで自然に回復するので、過剰な摂取はせずにバランス良く摂取することを心がけることをおすすめします。

ヨウ素の摂取を制限しないとパセドウ病の薬の効果が効かなくなるといわれておりますが、これは今現時点でヨウ素が原因となっているのかはわかっていませんので、気になる方は掛かりつけの専門医師に相談をされることをおすすめします。

また、橋本病である場合もヨウ素を摂取を続け過剰摂取となった場合、甲状腺が腫れたり、甲状腺の機能が低下するといった傾向が見られますが、こうした場合もヨウ素の摂取を止めると回復するといわれています。